会社の辞め方|言い方や手順は大事!「自分のため」の円満退社へ
元人事として700人規模の会社にいたんですけれども、
その時に人事という職種をやらせていただいていた経験から
「会社の辞め方」についてお話をしていきたいと思います。
※こちらのブログは、動画からテキストを書き出したものになります♪
動画で視聴したい時はこちらをどうぞ♪
終身雇用じゃない今、誰にでも「辞める」機会がある
会社を辞めたいとか、それこそ私もそうなんですけれども、
インターネットビジネスに出会って新しい可能性が開けて、
これまではサラリーマン一択!もう死ぬまで、それこそその会社に骨を埋めるとか、
終身雇用が当たり前だった時代の頃から考えてみると、
ずっと同じ会社に働き続けることが当たり前だったと思うんです。
でももう最近ではそういう働き方もどんどん変化をしていて、
会社を辞めるという機会が誰にでも訪れるような時代になっていると思います。
非常識な辞め方は社内で伝説になる
私も人事業務を務めていた時にですね、いろんな会社の辞め方に出会いました。
私がいた会社の話ではないんですけれども、
とても非常識な辞め方をしたっていうような話を最近聞きました。
よく、不満不平不満が積もり積もった状態で辞める。
もうそれこそ、退職届を叩き付けてきた!みたいな話もたまに聞いたりするんですけれども、
その辞め方って、どちらにも悪い影響残したまんまなんじゃないのかなと私は思っています。
辞めると言っても、それこそ遠くに引っ越すとか、
そういったのっぴきならない事情があるとかっていう時は別なんですが・・・。
同業界への転職は本当に狭い世界
例えば鉄鋼業界の人が転職先を考える時に、やっぱり同じような鉄鋼業界、
今まで自分が持ち得ていたスキル・自分が持っていた知見・経験・知識、
そういったものを使える業界に行く方が、
未経験から始めるよりもやはり収入アップが見込めますし、
そこからまず探すと思うんですよね。
そうなった時にやっぱり業界って自分が思っているよりも本当にとても狭くて・・・。
全然知らないところで「こんなタイミングで!?」っていうような時に
前の会社の人に出会ったりとかよくあることです。
そういう時にですね、とても辞め方がひどかったりすると、
お互い「うわー・・・」ていう風になっちゃうんですよね・・・。
将来の自分への「投資」として辞め方は大切
悪い印象を与えた人は、「あいつはあんなだった」とか、
その人がどれだけ仕事ができると言っても、悪い噂が立ってしまうことがあります。
これって実はとても、もったいないことなんですよね。
自分が属していた会社を辞める時って、
とてもひどい仕打ちを受けたりとか、
もうどうしようもない時っていうのはあるとは思うんですが、
自分がそれまで働いてきてお給料いただいてきて、
誰かの役に立つ商品やサービスを展開していて、
それによって対価を頂いていた訳なので、
何かとてもつらいことがあったとしても、
最後はビシッとかっこよく決めるって言うのが一番・・・、
何の為って言うか自分のためになるんですよね!
なので、辞める時に一番気をつけてほしい、気をつけていただきたいのは、
次の人のことを考える・残った人のことを考える、そして自分のことを考える。
「辞める」時は自分がワンランクアップする時
辞めるとなった時っていうのは、新しいことにチャレンジする時でもあるんですけれども、
辞めることによって得られるものもあります。
残った人(次に引き継ぐ人)にあなたの業務をやっていただく方に、
その業務を引き継ぐ際に「教える」という作業することによって、
自分の知識や経験がワンランクアップすることもあります。
この「教える」という作業を行う、そしてまた
引き継ぎのマニュアルを作成する・資料を作成する、というのも、
その処理能力が高まるという点ではあながち見過ごせない業務だったりします。
また、辞めるってなったときはだいたいも期限が決まっていると思います。
有給を消化するのであれば最終出勤日、消化されない場合・有給がない場合であれば、
最終出勤日が退職日になるかと思うんですけれども、
その日・その期限までに、次に引き継ぐ人が自分が何をやっていたのか・
どういう業務をやっていたのかがわかる、見ただけでわかるような資料が作れる、
それがとても重要になってきます。
武勇伝として語られるか「最悪な人」として語られるか
例えばよくあることだと思うんですけれども、
一緒に働いていて途中で辞められた方の人の話を、
「昔はこういう人がいたよね」っていうような昔話として話すことがあると思います。
その時にどのように語られたいかっていうところだと思います。
もう辞めてしまったんだから関係ない!と思うかもしれませんが、
その会社・部署に残っている人がほとんど自分が知らない人達になったとしても、
「このマニュアル作った人のおかげでとてもわかりやすい」
「自分の業務がとてもはかどる」っていう風に言われると、
なんだかとても嬉しくないですか?
逆にマニュアルもなくて、
「もう本当にあの時代は大変だったんだよ」
って言われるような人もいると思うんですよね。
自分が本当にどういう人になりたいかどう思われたいか。
死に際がその人のことが一番映し出されるのと同じ
これって人生のエンディングを考えるときによく話にあがる
「お葬式の話」にも似ています。
お葬式の時に自分はどのように周りから言われたいか、
どのような弔電・弔辞を読まれるかで、その人の人生が決まる、
というような話も聞いたことがあると思うのですが、
それとちょっと似ているのかなと思います。
会社の辞め方が美しければ、
自分のスキル・自分の知識・自分の処理能力がアップするだけではなく、
もしかしたら、またあなたと仕事がしたいと言って、
どこか遠いところから新しい仕事・新しい業務が来る可能性だってあります。
何か不満があって辞めるってなったときでも、
是非”自分のため”に、自分が残った側の人間の立場だったら、
「この人すごかったんだな」、「一緒に働きたかったな」って思われるように
行動してみるのはいかがでしょうか。
会社の辞め方にこだわるのは、自分のため
法律上では退職届を出してから2週間後にはやめられる
という風にはなっていますが(※期間の定めのない月給制・日給制の場合)、
自分の持っている業務を引き継ぐ期間を考えて
1ヶ月もしくは2ヶ月前に打診をする、引き継ぎ先を考えておく、
そういったことが必要なのかなと思います。
狭い狭い世の中なので、全てが繋がっていると考えた時に、
あなたはどんな風に思われたいですか?
私は「あの人と一緒に働きたかったな」
「この引き継ぎ資料・マニュアルとっても見やすいな」
って思われたいです!
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